楽器、エフェクター、DTM系のソフトなどをじっくり使ってレビューを書いています。リクエストなどがあったらいつでもご連絡ください。

タグ:Apollo

UADデバイスを愛用してもう何年だろうか...。
最初に購入したのはUAD-1でした。

その後、UAD-2が発売され、PCI-e接続のソロコアに買い換えました。
Apolloが発表されすぐに買い、satelliteを買い....とUADとの蜜月は続き現在に至ります。
特にUnisonテクノロジー発表以降は、Apolloを有効活用させてもらっています。
エレキギターを録る際はギターアンプを使用し、アコギやボーカル録音の時は適したマイクを選んでUnisonで実機では買えないようなマイクプリを使ったり...
だいぶ恩恵をうけましたね。

そんなこんなで現在はApollo X6Gen2 + satellite Quadの構成を使用しております。
最初に購入したソロコアは次第に出番が減っていきました。
そして先日、ずっとWinマシンに挿しっぱなしだったUSD-2 Soloを売却しました。

近頃は売却方法にも様々な方法があって個人間での売買も可能ですね。
販売店を通した方が確実だし、手続きとかはスムーズだとは思います。

個人間の場合も売買をスムーズに行うために売却する側がやることは、事前に名義変更(トランスファー)手続きを済ませておくことが重要です。
これは現ユーザーが手続きをしなければなりません。

私の記憶では以前は売り手が決まっていないとトランスファーできなかったような気がしていますが、今は大丈夫なようですね。
(元々できたのかも)
トランスファー処理をしておくこと、処理済みであることを明記することがスムーズな取引に繋がりますね。

ということで、UADデバイス(Apollo、UAD-2satellite)を売却するときに準備しておくことを紹介しようと思います。

■トランスファーの準備

●UAのサイトにアクセスし、自分のアカウントにログインする。
1. Hardwareをクリック
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2. 売却するデバイスをクリック
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3. アラートをよく読んでcontinueをクリック
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4. 関連するプラグインも同時にトランスファーするか? Yes/ Noで答える
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5. トランスファーボタンを押す
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6. 完了

やってみると意外と簡単なので、ぜひとも!



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Apollo、Consoleを使ってレコーディングをする場合、モデリングされたウェットなサウンドを録音するか、またはインプットしたシグナルをそのままドライで録音するか選べた方がいいですよね。
 Apolloでは全体、または個別にそれを設定することができます。

 【全体を切り替えるには】
Consoleのメーター下にある”INSERT EFFECTS”という部分がそれにあたります。
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赤色の“UAD REC”が点灯している場合は、UADプラグインで処理されたシグナルがDAWに送られます。
これをウェットシグナルといいます。

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青色の”UAD MON”が点灯している場合は、モニタリングするためのサウンドはそのままUADプラグインのサウンドが聴こえますが、DAWでレコーディングされるサウンドは、インプットに接続されたときのままのドライなサウンドを録音します。

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【各チャンネルを個別にに切り替えるには】
 
インプット全体を切り替えるのではなく、チャンネルを個別に設定していくことも可能です。
その場合、表示を“INSERT”に切り替えててみてください。
 インサートスロットのしたにある“INS”というボタンを押すことでそのチャンネルにインサートしたプラグインのプロセッシングをウェットで録音するか、ドライにするかを設定することができます。

写真は左側がドライ(モニターのみ)で右側がウェット(REC)です。

【使い道】

■UAD REC

録音したい音が決まっていて、そのフィーリングのまま録音したい場合は、こちらが良いでしょう。 その他の利点として、一度録音してしまえばそのプラグインは使用しなくても作業を進められるので、アンプややプリアンププラグインを外してしまっても大丈夫です。そうするとDSPの節約にもなりますね。 よりアンプ的な視点で録音したい場合は、こちらをお勧めします。

 ■UAD MON
こちらの場合、あとでアンプやプリアンププラグインの種類やセッティングを可能性がある場合、ドライな状態で録音しておきたいので、こちらを選びます。
インプットに入ったシグナルをそのまま録音するので、直で繋いでいればそのまま繋いだ楽器の音が、録音されます。 あとでプリアンプや、アンププラグインを変更する可能性がある場合はこの方法を選びます。

【注意点】
Unisonプリアンプ・インサートにインサートしたUnison対応のUADプラグインは、ドライ録音には対応しておらず、ウェットで録音されます。
 これは、前回にも説明した通り、モデリングの範囲がインプット端子に楽器を接続した瞬間から始まっていて、そこからプリアンプやアンプになっているというコンセプトなため、ドライを録音するっていう行為はこのコンセプトに合わないということと、もしドライを録音したいなら標準のインサートを使えば良いということでしょうね。


インサートセクションの下にSENDエリアがあります。
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チャンネルの構成は写真の通り、インサート・スロットとセンド、プリ/ポスト・ボタン、モノ、ミュート・ボタン、そしてフェーダー。
前回書いたことに反して、ミキサーチックに見えますが、この部分というか、この機能に関してはミキサーとしてイメージした方が分かりやすいですね。

Apolloのインプットに入力されたオーディオをモニタリングする際に、各オーディオ・チャンネルのサウンドは、チャンネルごとのインサート・スロットでUADプラグインをかけることができますが、レコーディング時にこのままでは物足りなくて、モニタリング用の信号にはリバーブやディレイをかけられると良いですよね。これを積極的に使うことでApolloの性能をもっと引き出すことができると思い、今回のポストを書いています。

インプッットチャンネルのSENDSのエリアをクリックするとセンドに使用するフェーダー(AUX1/2、HP、LINE3-4)の画面が開くので、使いたいチャンネルのフェーダーを上げるとそのAUXチャンネルに信号が送られます。
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そこで、ユーザーとしての目線でボクの使用例を紹介します。

1.レコーディング時のモニターへのリバーブ

これはもっとも一般的な使い方で、レコーディングするときに、DAWからのモニタリングだとレイテンシーに悩まされてしまうので、DAW側のトラックをミューとしてApolloからの音をモニタリングすれば、レイテンシーが(気づかないくらい)ほぼ無い状態でモニタリングできます。最近のオーディオインターフェイスにはConsoleのようなルーティング用のソフトが付いていて、そのソフトでモニターにリバーブをかけられるようなものもありますが、UADプラグインのLexicon 224やEMT140などでリッチなリバーブをかけたりしたら気分よく演奏できますよね。

2.PAの代わりに
小編成のバンドでライブをやるときに、楽器をすべてApolloに繋いで、リバーブなどもConsoleでかけるとUADプラグインを使うことができるので、リッチなサウンドが得られますね。
機材構成は、アポロとパワードスピーカーがあれば十分です。
ミキシングはフェーダーで行えますし...。(でもiPadなどでフェーダーをコントロールできるようになったら嬉しいな)
ボーカルやアコギ等のマイク接続する楽器にはプリアンプ・プラグインが使えるので、小編成用のPA機材よりのはるかに高いクオリティのサウンドが得られます。
筆者は、ボーカル、キーボード、ギターという編成のユニットをやっており、リハーサルを家でやっていますが、このセッティングでやってます。

3.ギターアンプ・シミュレーターとして
プリアンプ・インサートにアンプを立ち上げて、ライン接続してライブやレコーディングで使用あいていますが、そのときにAUXチャンネルにリバーブを立ち上げて使用しています。
ライブで使う場合には、ライン接続のみでそのままPAに送ることもあれば、パワーアンプ経由でスピーカーから出力することもあります。その時は、REC CHAINがあるアンプの場合、REC CHAINの最後にあるEMPTY を選択してキャビネットのモデリングをオフにしておくといいですね。

11ところで、Fender 55 Tweed Deluxeなど、REC CHAINが搭載されていないモデルではスピーカーのバイパスはできません。
※なぜなら、スピーカーの挙動も含めて総合的なモデリングになっているので、スピーカーの作用を取り除くとリアリティに欠けたモデリングになるため。







こんな感じでAUXチャンネルを活用してください。
なお、次回に詳細を書く予定ですが、インサート・エフェクトは、プラグインのサウンドをDAWにレコーディングするか、しないかを選択できますが、AUXチャンネルはモニタリングのみに使用することができます。

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