楽器、エフェクター、DTM系のソフトなどをじっくり使ってレビューを書いています。リクエストなどがあったらいつでもご連絡ください。

カテゴリ: レビュー

Eventideのプラグインを試しています。
いつもはH9やH90などのペダルを使うことが多いのですが、たまには...ということで。

最近プラグイン界隈ではビンテージ機材のエミュレートものは少し落ち着いてきているようで
分かりやすい画面+多機能&高機能なものが増えていますね。
今回紹介するSplit EQもそうですが、特にEQ界隈はFabFilterのPro-Q3を筆頭に視覚的にもわかりやすく、そして高機能なプラグインが見受けられますね。
いつもはPro-Q3をファーストチョイスとして使っていますが、今使ってみているSplit EQは使いどころによってはアリなのかもなと感じています。

ざっと概要を紹介します。

●8バンド・パラメトリックEQ
●音をトランジェントとトーンに分けてそれぞれにEQをかけることができる。
●スペクトラムアナライザー搭載
●多くのフィルタースロープを搭載。(ピーク、ノッチ、バンドパス、ハイシェルフ、ローシェルフ、チルトシェルフ、ハイパス、ローパス)
●サイズ変更可能なGUI

他にもあるのですが、基本的な部分はこんな感じだと思います。

●8バンド・パラメトリックEQ
これはもう珍しいスペックではないですけど、1つのインスタンスで8バンドは使えると充分ですね。

●音をトランジェントとトーンに分けてそれぞれにEQをかけることができる
これが新しい!
下の動画にも出しますが、この機能がSplitEQの目玉だと言えるでしょうね。
音のトランジェント部分とトーン部分を別々にコントロールすることができるそうです。
これについては別の回で詳しく触れましょう!

●スペクトラムアナライザー搭載
●多くのフィルタースロープを搭載
この辺りも最近のプラグインでは当たり前といっていい感じですね。
スペアナがついていて、エフェクト処理前後を視覚的にも比較しながら調整できるっていいですよね。

●サイズ変更可能なGUI
老眼'sの私にとってはとても重要な機能ですね。
でもいつも大きくしておきたいわけではないので調整可能なのって素敵です。

今、セール中らしいので、興味のある方はぜひ!


Universal Audio(以降UA)の新製品“Volt”をちょっとだけお借りしてみました。
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今回お借りできたのは“Volt 2”なのですが、このインターフェイスにはApolloのようにDSPは詰まれていないのでUADプラグインを使用することはできません。
もし、UADプラグインを使いたいのであれば、ApolloやUAD-2デバイスを使えばいいわけですからね。

UAは、その辺のセグメント分けがしっかりと考えられていて、自分の環境ややりたいことがはっきりしている場合、どれを選ぶべきか迷わないで済むようによく考えられていると思います。

今回の“Volt”シリーズは、リーズナブルにいい音で、 ということでパソコンで使うだけでなく、モバイル端末でも使用できるようになっています。

【Volt 2 概要】
さて、フロントパネルを見てみましょう。
一番左側に並んでいるのは2チャンネル分のインプット端子ですね。
コンボジャックと言われるもので、XLRでも1/4TS、TRSでも接続することができます。
その右側の縦に2つ並んでいるノブはそれぞれの入力のゲインノブです。
上がINPUT1、下がINPUT2ですね。
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さらにその右側に4個のボタンが並んでいますけど、それぞれのチャンネルにVintageとINSTボタンが用意されています。

VintageボタンはUAのプリアンプ610のように倍音豊かなサウンドになるようです。
同じセグメントでいえばSSL 2+の4Kボタンと同じような感じですかね。
この辺の表現、引き合いに出されいる機材と全く同じになるか?と聞かれるとそんなはずがあるわけないですよね(金額が違いすぎます)。
なので、“そういった方向の味付けになる”という感じで理解しておくと使いやすいと思います。
INSTボタンは、ギターやベースなどを接続するときにこのボタンを押してください。
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右側の2つはファンタム無電源供給用の48Vボタンとダイレクトモニタリングを行うためのDIRECTボタンですね。
その右側はモニターアウト用のボリュームノブ、ヘッドフォン出力ののノブ。
シンプルな構成です。

【iPhoneで使ってみた】
iPhoneでGarageBandの音を出してみました。
iPhone > カメラアダプター > Volt 接続。 特に何か設定をする必要もなく音は出ます。(当たり前か) Voltへの電源供給はモバイルバッテリーを使いました。
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実はこれ、ダイソーで売ってる¥500のバッテリーなのですが、これが小さくて便利。
筐体は小さいのに容量も4000mAhあるし余裕ですね。
バイク系のYouTuberさんにも使ってる人が多いと聞きました。

【パソコンに接続】
次にノートパソコンに繋いでみます。
接続方法は他のオーディオインターフェイスと何ら変わることはありません。
シンプルなインターフェイスなので使いやすそうです。
マイクをつないで音を録ってみましょう。

さて、次にフロントパネルにあったVINTAGEボタンを押してみることにします。
同じセッティングで録ってみます。


たしかにVintageボタンを押した音は倍音多めで耳に馴染みのいい雰囲気に変わりますね。
ビンテージ感のある少し柔らかいサウンドになった印象を受けます。

【Volt 2のまとめ】
今回は、Volt 2を使用しましたが、Voltシリーズには、Volt 1、Volt 2、Volt 176、Volt 276、Volt 476と5種類のラインナップがあり、使用目的などによって最適のモデルを選択できるようになっているので、フックアップさん、Universal AudioのWEBを見て確認してみてください。

●長所
・スマホ、タブレット、パソコンと幅広いデバイスに対応
・プロ用機材で信頼の厚いUniversal Audioブランドのサウンド

●短所
・UniversalAudio製だけどUADプラグインやLUNAは使えない
・コンセントに接続するにはUSBから変換するアダプターが別途必要

電源についてはモバイルバッテリー、またはUSB経由でバスパワー動作で十分です。
手軽に使用するというのであれば最適だと思います。




mpm-2000u
この一年、コロナ禍でテレワークに対応することが多くなってデスクトップパソコンには付属していないWEBカメラがバカ売れ...ついでにマイクも...なんてことになって一年近くなります。
最近は配信サイトなどでもいいマイクを使ってより良い環境で配信されている人も増えてきたりして、マイクの需要はかなり増えてきていると思います。
どんなマイクを買ったらいいかお悩みの方にも参考になれば、と思っています。
今回紹介するのはmarantz pro MPM-2000Uです。

【なんで良いマイクを使った方がいいのか?】
良い音で聞かせられるということは、自分の声の表情をより鮮明に伝えられるということになります。 コミュニケーション手段としては会って話をすることが一番伝わりやすいとは思いますが、それがかなわない今、インターネットを介してテレビ電話のようにコミュニケーションをとるようになりました。 今販売されているノートパソコンにはそのための装備というものは付属していますが、最低限といっても過言ではありません。 より良い音で聞かせるということは音の情報量が増え“文字が音声になっただけ”ということに収まらず、言い回しの細かなニュアンスも伝えることができるようになります。 ミュージシャンがレコーディングで良い機材を使ってレコーディングするのはより良い音で、より多くの“なにか”を伝えるためでもあります。 前置きが長くなりましたが、良い音の方が声も聞きとりやすくなるしコミュニケーションとりやすいですよ! っていうことです。

【手軽に使える....パソコンだけでなくタブレットやスマホでも使える】
良い音を出したい、これは良いスピーカー買うと割りと近道ですね。
良い音を聴かせたい場合、音を取り込むにはマイクとオーディオインターフェイスが必要になります。 詳しくない人にはいきなりハードルが高いイメージがありますね。
これを一気に乗り越えてくれるのは今回紹介するUSBマイクです。
オーディオインターフェイスに繋ぐ必要がない。 コンデンサーマイクなので音も良い!
マイクからUSB経由でパソコンに繋ぐだけなのでシンプルなセッティングだからパソコンに詳しくない人でも簡単にセッティングできますね。
パソコンだけでなく、タブレットやスマホにも接続できますし、ホントに手軽です。
しかも安い!(値段は下部のリンクを参照してください)
MPM-2000UとMPM-1000Uの2種類のラインナップがあり、2000Uの方はショックマウントが付属しているが、1000Uの方は通常のマウントが付属しています。


【セッティングしてみるか】
立派なケースにマイク本体とサスペンション(コンデンサーマイクは感度が高いので
ショックマウントがあった方がいいかも)、そしてUSBケーブルの3つ。01

マイクからの出力は普通のコンデンサーマイクならXLR端子があるはずの底部にUSB端子があります。
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付属のUSBケーブルを使ってマイクとパソコンを接続してみましょう。

参考画像:従来のコンデンサーマイクのXLR端子
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まず認識されているかどうか確認するためにシステム環境設定のサウンドを開いてみましょう。
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マイクは入力装置なので出力の部分には表示されず、入力タブに“USB MICROPHONE”と表示されます。

次にDAWで確認してみましょう。
今回はLOGIC PROで確認することにしてみました。
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環境設定メニューのオーディオタブで入力デバイスを確認すると先ほどと同じように“USB MICROPHONE”と表示されるのでそれを選択してください。

これで入力する準備は整いました。
次回は実際にレコーディングしてみようと思います。 お楽しみに!
試してほしいこと、疑問点、質問等があればコメントにご記入ください!









PEDALBOARD/GIGBOARDにとっては久しぶりのバージョンアップ?ですよね?
もしかして私が知らなかっただけ?
ということで、アップデートをしてみました。

詳しいアップデート方法に関してはこちらからどうぞ

コンピューターとUSBで繋いで
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GIGBOARDをアップデート待機状態に。
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ダウンロードしたアップデーターを起動して...あとはお任せ。

無事アップデート完了。

【ざっとチェックしてみた】
分かりやすいアップデートをお知らせすると

■アンプ
●TANGERINE 30 CH1
●TANGERINE 30 CH2

エフェクト
●ANXIETY OD V2
●D1 DISTORTION
●K DRIVE
●MX DIST
●ROUND FUZZ
●ACOUSTIC SIM
●DETUNE
●OCTAVES UP
●AMBIVERB

なるほど....。

アンプはORANGEですね。
そしてディストーションペダルが一気に5種類も増えてます。
それぞれ持ち味が出ていて良い感じですね。 
個人的にはDETUNEがやっと入ったか...という気持ちです。

さて、いくつか音を出してみましょうか。


●TANGERINE 30 CH2
orange

セッティングはこんな感じで録音しました。
人生の中でORENGEのアンプを所有したことがないのでサウンド面では大したことは言えないのですが...。
クランチのジャリっとした感じがアグレッシブな雰囲気が演出できて好きです。
ORANGEのアンプは良く歪むと聞きますが、ハードに歪ませるよりもクランチでコードを鳴らすと良い雰囲気がありますね。
これは新たな発見でした。


●ディストーション系(K DRIVE)
centaur

これは...centaurですかね。 これをケンタウロスと読むんですよね。
知人のアメリカ人は“センター(センタウァー的な?)”って発音してました。
友人が本物を持っているらしいのですが、コード感を失わずにちょっとだけ歪ませることが 今回、アンプはフェンダー系のアンプを選びました。
ORANGEのアンプを使ったときよりもゲインを少なめにセッティングにするとコードを弾いたときにコード感がしっかり残ったまま勢いを増した感じの音になったと思います。
これくらいなら音も潰れないし良いですよね。


●DETUNE
Detune

コーラスよりもディチューンによるコーラス効果の方が好きだったりします。
ハーモナイザーがリリースされたときにディチューンで使えないかなぁと思ったものでした。
歪みに使うとルカサーっぽくなったり、EVHっぽく使えますね。
今回は、クリーントーンにディチューンとディレイ+リバーブで音を作ってみました。
ロングトーンの和音やアルペジオにはとても向いていますね。
今回は、モノラルで録りましたが、ステレオで使うとより広がりが出て良いかもしれません。

時間を見つけて他のエフェクトも紹介しようと思います。
他にも知りたい機能や聴いてみたい音色があったら、コメント欄やTwitterのリプでおしらせください!





Platform-Nano-Air-Image-1
コントロールサーフェスを欲しいとはずっと思っていたんですが、いくつか考えた上、iCON Pro AudioのPlatform Nano airを買ってみました。
本当は、今すぐ必要なわけではないのですが、必要になる前に買って慣れておこうかなとも思って注文してみることにしました。

用途としては、デスクから離れた位置でトランスポート機能を使いたい! っていうのに加え、ミックス時に作業が効率化されればなぁ...と考えていました。
家でレコーディングする際、アコギは机の前でレコーディングするわけにいかず、ちょっと距離を取りたかったんです。
その場合、キーボードをもって移動っていう選択肢は現実的ではなく...。
今使っているNIのKOMPLETE KONTROL S61のトランスポート機能を使うのも.....でも、手元でコントロールしたいですよね。
以前、とあるアーティストさんの家のスタジオに伺ったとき、老舗の同じような機能を持ったものを使ってご自分でボーカルRECされていたことを思い出しました。 しかも有線で。

Platform Nanoというのは知っていたのですが、Platform Nano airだとBluetoothで繋ぐことができるので私の望んでいる用途にはぴったりです。
デスク上に置いておくにしても無線であればどこに動かしても良いですからね。


【箱を開けてみた】
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箱を開けてみると...本体とレシーバーとUSB3.1ケーブルが入ってますね。
あれ?電源はどうやって.....電源を有線で供給したらAirを買った意味がないじゃない! と思ったら、USB経由で充電して使用することができるんですね。
もちろんUSB接続での使用もOKでした。 しばらく繋いで置いておけば内蔵の電池に充電されます。 使うときは無線で使わない時に有線で充電ですね。


【デスクに置いてみた。】
ん~~、ちょっと存在感ありますねぇ~。
まぁボタンがたくさんあって、フェーダーも1本あるのでこれを使いこなせばある程度のことはできるんじゃないかなぁと想像しています。
ディスプレイには様々な情報が表示されるようですが、実際にDAWに接続してどんな表示がされるのか試してみようと思います。
ボディは大きめと書きましたが、すべての操作を片手で行うのにちょうどいい大きさですし、やりやすいレイアウトになっています。
エンコーダー横にあるスクラブインジケーターの位置など総合的にか判断するに右手での操作を前提として作られていますね。
※これは左手を優先して使う人だけが感じるんだと思うのですが。。。

あと、個人的な希望としては、ノブがもうちょっと太めの方が好みです。
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【いざ登録...ちょっとまって、シリアルナンバーってどれ?】
接続しただけじゃ何にもならないので、使えるようになるための準備をしてみます。
マニュアルのダウンロードやファームウェアのアップデートの確認や商品登録をするためにはiCON Pro Audioのウェブサイトで登録を済ませてしまいましょう。 
自分のアカウントを作成し、+ をクリックすると登録画面に移動します。
そこで購入した製品のシリアルナンバーを記入すると見事登録完了です。
でも...シリアルナンバーってどこに書いてあるの??
こういうのって、だいたい本体に書かれてるじゃん!無いよ!と探すこと20秒。
箱の横にこんな感じで書かれていました。
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【マニュアルはどこ?】
ここでダウンロードすることができます。
・Platform Nano(https://iconproaudio.com/product/platform-nano/
・Platform Nano Air(https://iconproaudio.com/product/platform-nano-air/
これらのページの“Downloads”タブ、または登録後に“user center”で必要なファイルをダウンロードすることができます。
Screenshot_2021-02-10 Register Product Detail

今どき、紙でマニュアルよりPDFの方が便利ですよね。 私の場合、ダウンロードした各社のマニュアルはDropboxに保存して、どこででも、どんなデバイスでもアクセスできるようにしています(これけっこう便利)。

次回は、DAWとのセットアップなどについて紹介する予定です~。



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