楽器、エフェクター、DTM系のソフトなどをじっくり使ってレビューを書いています。
リクエストなどがあったらいつでもご連絡ください。
X(https://x.com/rig_riders)もぜひフォローをお願いいたします。

2026年05月

●Temperance Lite/Pro

■このプラグインの特徴
●モーダルリバーブとはなにか?
Eventide公式では、 音楽の言語を理解するリバーブとして開発され、12音のクロマチックスケールを基準に空間の中でどの音を際立たせ、どの音を後退させるかを決めることができます。
また、拡張されたコントロール類により、音楽的なテクスチャーを形作り、動きを導き、さらにモーダル技術のみで構築された29種類の高品位な空間をリコールすることができます。
TemperとRangeコントロールによって、リバーブの音楽性を調整することができ、選択したノートに対して、どれだけ強調または抑制をかけるかを設定し、どのオクターブを対象にするかも選べます。
と書かれています。 ざっくりと説明すると、出た音に対して全方位のぼや〜んとした残響ではなく、音楽的にクロマチックスケールを基準にどの音(ノート)を強調、または抑制するかコントロールすることができるとてもミュージカリーな新しいリバーブ。ということでしょう。

■一般的なリバーブとの違い
Temperanceリバーブの画面はこんな感じです。
TEMP01
左がTemperance Lite、右がTemperance Proです。
今までのリバーブでは馴染みのないパラメーターがありますね。
今回は、大切なこの部分をわかりやすくするためにパラメーター数の少ないTemperance Liteを選択しました。

ここで設定したノートを(ポジティブにもネガティブにも)強調したリバーブサウンドが得られるということになります。

音を聴いてみましょう。
わかりやすくコードCを弾き、その構成和音C、E、Gを順に強調するようなセッティングにしてみました。
そして最後に構成和音すべてを強調するようなセッティングにしています。

響き方がちょっと特徴ある感じに聴こえませんか? これってリバーブの音のキャラクターが違うから、というような単純な話しではないんですよ。
これがこのリバーブの特長というか、強みというか、コンセプトというか...なんです。
どちらのリバーブが優れているかという違いではなく、使いどころによって適性があるということになるでしょう。

響き方を変えることでサウンド全体の印象に影響を与えることができるでしょう。
どのソースに合うか、どんな設定をしたらいいか、など次回以降じっくり検証していきたいと思います。


Temperance™ Pro :Dirigentオンラインショップ
Temperance™ Lite:Dirigentオンラインショップ

【ご挨拶】
ディリゲントさんの公式ページで107話続けさせていただいた「FabFilter Tips」が今回からRIgRidersに移転することとなりました。
足掛け6年ほど...よく続いたな、と。
途中体調を二回崩して長期休暇を頂いたこともありますが、その時もディリゲントの皆さんが待っていてくれてとても心強かったし、ありがたかった。

今回もこのように私のBlogにて継続させることを快く承諾してくれて長い付き合いのディリゲントスタッフの皆さんはファミリーのようです。
あ、いや...(入れてもらえるなら)オレがディリゲントファミリーなのか...。

【仕切り直しの一回目】
今までディリゲントさんのページではいろんなことを紹介してきましたが、RIgRidersでは仕切り直しの一回目としてFabFilterプロダクトのどんなところがいいと思っているのかをお伝えできればと思っております。

 【視覚的わかりやすさとデザインの統一感】
FabFilterプロダクトのProシリーズプラグイン(Pro-Q、Pro-C、Pro-L、Pro-G、Pro-MB、Pro-Ds、Pro-R)は、ほとんど外観が同じコンセプトで作られ、細かいところはそれぞれのプラウグインの特長に合わせたデザインとなっており、一目でFabFilterプロダクトだとわかるようになっています。
02_Q4















01_C3


それ以外の製品(Volcano、Timeless、Saturn、Micro、Simplon)もそれぞれのキャラクターを持ちつつもほぼ同じようなデザインを採用しており、どのプラグインを使用してもすぐに使い方に慣れることができるという利点があります。
06_Sat
 07_Time


【非常にわかりやすいアナライザー】
まずベースになっているのはほぼ全面に渡って表示されているアナライザー画面です。
エフェクトをかける前後(プリ/ポスト)を選んだり、両方を同時に表示することができます。
 (プリ/ポスト/両方の写真)
みなさん知っているかとは思いますが、このアナライザー画面はQ4の場合、周波数的にもゲイン的にも拡大させて表示させることができるのです。

周波数方向でズームしたい場合は画面下部の周波数が表示されている部分をクリックし、上方へドラッグすると拡大され詳細に確認できるようになり、下方へドラッグすると縮小され、全体像を確認できるようになります。
Q4_02Q4_03


 ゲイン方向は画面右上のゲインスケールの一番上をクリックするとスケールが3dB、6dB、12dB、30dBから選択できます。
Q4_11

 小さい画面で作業していると老眼にはつらく...いつもフルスクリーンにして調整しています。 用途に合わせて画面のおおきさを調整できるって便利ですよね。

ようやくFabFilterTipsお引越し第一弾をお届けできました。
今後も楽しんでいただけますと幸いです。
質問や検証のリクエストなども受け付けておりますので、お気軽にお声がけください。

↑このページのトップヘ