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オーディオインターフェースは何を買おうか...数年に一度は頭をよぎりますが、その際毎回同じブランドの物を買うか新しいブランドを試してみるかも迷うところですね。
「MOTUのインターフェース、結構いいよ。」という話をよく聞きます。
老舗のMOTUのインターフェース、音がいいというのは簡単に想像がつきますが、オーディオインターフェースを使用している人が全て同じ用途で使用しているわけではないし、同じ音のキャラクターを求めているわけではありません。どんなところが「いいよ。」なのか、そしてどんな人に向いているのか実際に使って確かめ、数回に渡ってレビューしてみたいと思います。



■MOTUとは?
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ark Of The Unicornの略で、DAWがまだシーケンサーと呼ばれ、役割がMIDIシーケンスに限定的だった頃からの老舗メーカーで、まだDAWが生まれる前、シーケンサーと呼ばれるソフトウェアPerformer(後のDigital Performer)を主力商品としていましたが、後にシーケンスだけでなくオーディオレコーディング、ミックスもコンピューター上で行えるようになり、必然的に関連機材であるオーディオインターフェースも発売するに至ったと思われます。別のメーカーは、先にオーディオインターフェースを発売し、後からDAWの開発を行いましたが、どちらのケースも目指す頂は同じなのなのではないかと思います。卵が先か鶏が先か...。 操作性の良いDAWに良い音で録音/再生するためのオーディオインターフェースを作ることになったのは自然な成り行きですね。 私の記憶にあるのは2408と、今は何世代目だろうか?ロングセラーの828が初期の印象です。 828のパッケージはよくできていて接続性に優れ、あらゆる用途に適していた記憶があります。モデルチェンジを繰り返し現在も販売が続けられているのがすごいの一言です。 多くのプロフェッショナルから絶大の信頼を受け愛用されているインターフェースの魅力を解剖していこうと思います。


■気になるMOTUオーディオインターフェースの音質
「音が良い」というのは個人の印象が多分にあるので、伝えるのは難しいですよね。 スペック的な部分でいうと、MOTUのオーディオインターフェースのどのモデルにも他社ハイエンドのインターフェースでも採用されているESS Sabre32™DACを採用しているので基本的なクオリティに大きな差はありませんし、信頼性が高いです。
※気になる方はESS Sabre32™DACについてググってみてください。
注:参考資料グローバル電子

個人的に好きなサウンド傾向によっても評価が多分に変わる可能性がありますが、今回レビューするにあたって、8モデルを試聴、使用してみました。 アコースティックギター、ボーカル、ナレーションを録音してみました。 また、他社のインターフェースで録音した音源も比較試聴したのでそれらと比較しつつの印象です。

▼音の重心の低さ
音の重心の低さは安定感、実在感が増す要因となります。 楽器のボディやボーカルの胸鳴りなどが拾えるようになり、楽器そのもののリアリティが増します。 特に倍音を多く含む楽器は鳴り方が自然に感じた印象です。 それぞれの音が落ち着くことでエフェクトのノリも良くなるし、長時間聴いていても疲れにくいサウンドだった印象です。
▼バランスの良さ
前項では重心について話しましたが、どこかの帯域がとくに強調されているというわけではなく、全モデルを通してバランスよく聴きやすいサウンドに仕上がっています。
▼解像度
一つ一つの音がくっきりと聴こえ、音、空間が滲むことなくしっかりと認識ができるのでミックスをする場合にもそれぞれの音が聴き取りやすい。またリスニングに使用する場合にも有益であると思います。
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■MOTUオーディオインターフェースの大きな利点
音質以外についての利点をいくつか紹介したいと思います。 音楽制作には様々な用途や好みなどが存在するので、下記以外にも私が汲み取れずに伝えられていない多くの魅力があると思いますがご了承ください!

▼拡張性&接続性
コンピュータ―側との接続にはThunderbolt4(TB3、USB3、2への下位互換に対応)を史上初で導入、同梱されている40 Gbps USB-Cケーブルでホストデバイスと接続すると最大40 Gbpsという爆速で最大256チャンネル(128送信&受信)という多チャンネルのオーディオを高いクオリティで送受信可能です。 Mac、WindwsはもちろんのことiOSデバイスで使用することもでき、 また、Mac、WIndowに最適化されたドライバーを使用するので、サンプルレート96kで往復のレイテンシーが1.8mSecという驚愕のスペックを実現しています。

▼内部DSPによるエフェクト処理
Cue Mix Pro と Cue MIx5を使用することによりより柔軟なニーズに対応できるようになりました。 iOSにも対応しているので、タブレットを使用すれば離れたところからコントロールすることも可能です。 これは一人でレコーディングしている時やライブ収録、配信で使用する時にマジで助かります。 ▼ スペック的な部分を説明すると、ミキシングコンソールのように設計された64チャンネルミキサーを本体に内蔵していて、入力は、接続されたインターフェースのあらゆる入出力から信号を取り込むことができます。26のAux バスに加え、メイン、リバーブ、モニター、ソロバスを備え、すべての入出力バスに 4 バンドのパラEQ とコンプ、入力チャンネルにはハイパスフィルターとゲートが搭載され、ハードウェアコンソールのように使用することもできて、充実した機能を提供してくれます。プリアンプ付きのモデルであればマイク直挿しでレコーディングもライブも配信も対応可能ってことでしょう。
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▼AVBって何?
IEEEによって開発されたAVB(Audio Video Bridging)は、プロオーディオ業界で広く採用されており、ライセンス料を要さないことから、低コストかつ高性能な機器を多数擁しています。 MOTUのインターフェースが対応するPoint to Point接続は、標準的なCAT-5e、CAT-6ケーブルで最大100メートル、光ファイバーケーブルではもっと長い距離で接続することができ、ライブ会場やテレビ中継など長い距離を必要とする場合でも100メートルのケーブル配線、デイジーチェーン接続された機器、AVBスイッチを通しても、レイテンシーはAVBネットワーク全体で2msに固定されていて多チャンネルを使用した場合でも安定して高いパフォーマンスを得ることができることが売りの用です。(詳細はハイリゾリューション様の製品紹介ページをご参照ください)

▼視認性
見りゃわかるっていえばわかりますね。 自宅の作業スペースにセッティングしてしばらく使って見ているのですが、ディスプレイに表示されている情報が確認しやすい! 各ノブの質感、トルクも安心感ありますね。

▼低レイテンシー
デジタルレコーディングが一般的になってからはレイテンシーとの戦い(?)が続いています。 特に録音時に遅れてモニタ―から返ってくるとパフォーマンスに大きな悪影響を与えますね。 特にリズムにシビアな状況では気になってプレーどころでは無くなってしまいます。 レイテンシーが少なければ少ないほど快適なパフォーマンスが可能になるわけですね。 前述したようにかなりの低レイテンシーを実現しているので、問題なくパフォーマンスを収録できるでしょう。


■各モデルを系統分けしてみた
今回レビューをするにあたって、MOTUインターフェースを3つのカテゴリーに分けてみました。 2026年2月現在で8機種発売されています。 ライトユーザー〜プロフェッショナルまでどんなユーザー層でも安心して選べる充実のラインナップですね。 ライトユーザーや用途によっては入出力数が多くなくても問題ないでしょうし、ヘビーユーザー、プロユーザーはより使用目的がはっきりしてきているので、必要な接続数、端子の種類や拡張性などが想像つきやすいですね。 一つ一つのモデルを紹介したいとは思いますが、なかなかわかりやすいカテゴライズが見つからなかったので、使用するミキシングソフトウェア別に分けて守ることにしました。 そこで以下のような3つのグループに分けてみました。
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グループ分けは以下の通り、使用するDSPミキサーソフトウェアによって分けました。 M2/4/6の3モデルにはDSPは搭載されていません。 ということで、まずはCue Mix ProとCue Mix 5を比較してみましょう。

■Cue Mix Pro と Cue MIx5 の比較
●CueMixって何をするもの?
今回紹介するインターフェースに使用するミキシングソフトウェアはCue Mix proとCue Mix 5の2種類。何をするかの基本的なコンセプトは同じだと思うのですが、できることに少しの違いがあるようです。インターフェースそのものの性能やキャラクターはもっとも重要ですが、Cue Mixでできることの比較もしっかりしておくこと、買った後に「あぁ〜、これができれば良かったのになぁ...」と思うことなく、愛用することができると思います。

●CueMixでできること
・インプット&アウトプットコントロール
・インターフェースに入力された信号のミキシング
・デバイスの設定

●CueMixの基本的な機能
CueMix Proの画面はこんな感じです。
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CueMix_Pro_1_1_
コンプレッサー内蔵なので録音時にかけ録りも可能ですね。


Cue Mix 5の画面はこんな感じです。
cm5_01

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どちらもインターフェースに直接触れることなく各コントロールを調整できること、インターフェース内部のミキシングを行えることが挙げられます。 違いを以下にまとめてみました。

CueMix 5は最新の小型/中型機種(UltraLite-mk5など)用の比較的シンプルな機能を提供し、Cue Mix Proは16Aや10pre、848など大規模なAVBシステムにも対応する柔軟なルーティング機能を持つプロフェッショナルの要求にも十分に対応が可能です。

●Cue MIX Proには
・ハードウェアにAVB端子がついている。
・マトリクスを組んで柔軟なルーティング設定が可能
・ネットワーク接続された複数台の管理
・シグナルルーティング&スプリット
・パッチベイ

●Cue Mix 5には
・ハードウェアにAVB端子がついていない。
・ベーシックな入出力の設定、ループバックの設定など
・接続、使用している本体のみのコントロール


次回は全ラインアップを紹介しつつ、どんな用途、どんなユーザーにお薦めできるかもレビューする予定です。 楽しみにお待ちください。

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【ORIA miniを使ってみて】
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前回記事に書いて以降、しばらく使ってみました。
結果から言うと、快適なリスニング&モニタリング環境を手に入れて満足しています。 
結果に不満はまったくありません。
どこが気に入っているか、物足りないところはないかなど、感想と気づいたことを紹介しようと思います。

【ポジティブ要素】
前回の記事にも書きましたが、DAWの場合、セッション内のそれぞれの音がしっかりと聴こえる感じになったと言う点が最初に気付いたところです。
ORIA miniを使用した環境に慣れてきて、比較試聴すると現在使用しているスピーカーによって強調されている部分やクセがわかってよかったなと思っています。

中低域や低域に起こりがちなモヤっとボヤけていた部分がなくなりそれぞれのパートが聴き取りやすくなりました。 ミックスする時に「おや?」っと違和感を感じる部分が明確にわかって、手当てを必要とする場所を迷わなくなりましたね。
自分にイメージがあれば、何をすればいいのかわかりやすくなったといえばいいのかな。
(自分に気付く力とそれをどうしたらいいか判断する知識、経験、技術が足りていないと気づくことも多々ありますがw)

また、専用のハードウェアを使用しているので、パソコンを始めとするそれ以外の機材に負荷をかけずに安心して使用できるところもいいですね。
そのハードウェアのクオリティが高いので、元の音を損なう心配をしなくていいことも挙げられます。

【ネガティブ要素】
ネガティブな印象はほぼなかったのです。挙げるとしたらささいなもので、接続(経由する)アナログケーブル、電源供給のためのUSB-Cケーブルを必要とし使用するケーブルが増えた分、設置場所に気をつけないとケーブルの引き回しが散らかってるように見える...なんて些細なことです。
あと、ORIAmini自身を近くにおかないと切り替えができないので頻繁に切り替える必要がある方は手元におく必要がありますね(私は切り替えて使用することは稀です)。
それくらい些細なことしか気にならないですね。

【快適に、そして効果をできるだけ引き出せるように】
たぶん、ORIA miniに興味を持ち、このページに辿り着いた方はORIA miniができることについてある程度わかっていると思いますが...当然ながらORIA miniを快適に使い続けるためのコツがあります。

ルームアコースティックを補正するハードウェアなので、厳密に言えば部屋の環境が変わればルームアコースティックも変わると考えられます。

スタジオ環境で使用している場合は問題ないと思いますが、自宅作業スペースの場合、生活エリアと兼ていたり、模様替えなどをした場合に測定した方がいいケースも出てくるので、その都度マイクを繋げて部屋のあちこちウロウロ...ってちょっと面倒かなぁなんて思ったりもしました。

機材のメンテと同じ気持ちでいればいいか...(笑) まぁ一回試してみてください。
その効果は絶大というかしっくりくると思いますよ。

【測定を行うには】
測定を行うには次のような作業が必要になります。
・ORIA Controlデスクトップアプリをインストールする。
・Sonarworks SoundID Referenceを使用して部屋の音を測定を行う。
・SoundID Referenceアプリから、作成したプロファイルを「Audient ORIA」形式でエクスポートする。
・ORIA Controlアプリを開き、エクスポートしたファイルをインポートして、4つあるプロファイルスロットのいずれかに割り当てる メディアインテグレーションさんのWEBに詳しく書いてありますね。

実際のSonarworks SoundID Referenceでの作業はこんな感じでした。
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ソフトウェアは英語だったけど、何をすればいいかは写真で教えてくれます。


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こんな感じで部屋の中の響きをマイクで拾っていきます。
これを三十数箇所はなかなか飽きる(笑)


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私の部屋はこんな感じでした。
左右差あるなぁ~..

【最初はちょっと面倒に感じるかも...が、それを通り過ぎた先に快適さがある】
面倒と感じる部分がもっとも大切だったりします。
前述しましたが、ものぐさな自分的には測定作業が面倒だったかも。
 部屋のあちこちにマイクを置き、そこで測定を行うのですが、初めて測定した場合思いがけない場所にマイクをおくよう指示され悪戦苦闘した記憶があります。
作業スペースが機材に囲まれているような部屋だと「そこにはマイク置けないな... 」なんていうこともありました。 オレはブームスタンドを駆使して乗り切りました。(笑)

【まとめ】
(ハードウェアがあるけど)目に見える何かを手にれるわけではないし、無くても困っていないと思っている人が多いと思うが、実際導入してみるとあった方がいいと思うし、ミックスする時間を快適にしてくれると思う。 リスニングのときは元に戻してミックスするときは補正をかけて...なんていう使い分けもいいかもしれないですね。



これは大盤振る舞いかもしれない。。。

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